2010_04
27
(Tue)22:10

ぱくり問題に思う

ぱくりといえば今ものすごく騒がれている中国万博のテーマ曲が話題ですけど、本日僕がここで書きたいなと思っているのはぱくりという言葉そのものについてのこと。とりあえず中国万博の曲は置いといて読んでいただけるとありがたいです。
いきなり確信に触れてしまうと僕はこのぱくりという言葉が昔からあまり好きではありません。それでも20台前半ぐらいまでは周りの波に乗ってわかりやすい言葉の一つとして使ってきたところはあるんだけど、最近はできるだけ使わないように心がけています。
そのきっかけとなったのはウィキペディアかなんかに書かれていたB'zの松本さんの言葉。B'zも海外のハードロックのぱくりだと散々揶揄されることがありますが、そうやって騒ぎ立てるリスナーのことを「僕たちはそういう次元でやってない」とまっちゃんはばっさりと切り捨てたんです。
「この曲のあそこのフレーズがビートルズの○○に似てるとか、まるでそれをものすごいことでも発見したかのようにいう人。僕らはあくまで楽しんでやってることだから」みたいなことを話していたそうで、これを見て自分としてもはっとするところがあったというか。
B'zを例に挙げると、彼らはビートルズやエアロスミスなどの音楽を青春時代に聞いて育ってきたわけで、でも松本さんは松本さんなわけだし稲葉さんは稲葉さんなわけです。どんなにがんばってもB'zはB'zでしかなくてビートルズやエアロスミスにはなれない。
ジョンやタイラーをリスペクトしてはいても「じゃ?自分たちならどうアプローチしようか」というところから音が生まれてくる。世界の偉大なロックミュージシャンへの尊敬の念は作品に刻み込まれていくのは当たり前で、でもそれはB'zにしか作れなかった音楽だから。
人は生まれたときから誰かの真似をしながら成長していくのです。まず親の真似をしながら言葉やしぐさを覚え、保育園や幼稚園でたくさんの人と関わるうちに出会った全ての人の行動から自分に会ったものを盗んでいく。社会人になれば先輩や上司の経験を真似ながらキャリアを積んでいきますよね。
こうして考えると人生はぱくりの連続なんです。自分もそう、みんなもそう。みんなぱくってぱくられてしながら生きているのです。そうやっていく中で人は磨かれ、初めて自分らしさを手にする。「ぱくった」とか言うとさもそれがいけないことなんだろうという風潮が強すぎる世の中ですけど、けして悪いことばかりではないと僕は思います。
もちろん他人の物をまるまるコピーして「これはおれが作ったんだぜ」ってやるのはいけないことです。それこそぱくりという言葉がふさわしいですね。でもぱくりとオマージュは違います。B'zもドリカムもオレンジレンジも愛ちんも小室さんも浅倉さんもミュージシャンならば誰もが通ってくる道ですが、みんな尊敬する誰かがいたから今があるのです。
そしてその尊敬する誰かから盗んだ技やテクニック、メロディーラインやコードの使い方、アレンジの一つ一つを自分なりに消化して発散して出てくるのがその人にしか作れない作品なのです。そうです、尊敬しているからこそ「こういうのやってみたいな」って思えるんです。尊敬できない人から何かを教わろうなんて普通思わないよね。
よっぽど寛大な心を持ってる人なら別だけど。そういや2CHで浅倉さんの音楽について「ボクだったらこうするのに」という彼の口癖を揶揄している書き込みがあったけど、本当はそんなこと言う権利なんて誰にもないんですよ。だってそれは作曲家、アレンジャーだったらある意味当たり前の発送なんだから。それがあるからいい作品は生まれてくるんです。
「この地上に溢れる全ては僕に似た昔の誰かが夢見ては叶えてきたもの」という歌もありました。やれ権利だ事務所だ国家だ法律だといろいろ絡んでくるとややこしいことになってしまうんですが、もっとナチュラルに音楽を楽しめないのかなって思いますね。なんか悲しいというか寂しいなって思います。
僕自身も作曲やアレンジをちょいちょいするのでなおさらそう思うのかもしれませんね。「あ、この曲のこのフレーズってあの曲に似てるよね。あのミュージシャンが好きなのかな」とかいう風に少し考え方を変えてみると楽しいのに。人のあら探しばっかやってるとつまんない生き方しかできないぜ!なんて、いろいろ生意気なことを書いてしまいましたが…。
う?ん、今日はちょっとした心を突き刺される出来事があったからかな、文章がきつい気がする(苦笑)さーせん。このまま終わってしまうのもあんまりなんで最後にうちの子の写真でも見てやってください↓


今日うちのアイちゃん、美容院に行ってきれいきれいしてきました。頭というか耳の付け根には今回桜のリボンをつけてもらってかわゆす。ま?2週間もすればとれちゃうんだけどね(笑)ってなわけで皆さん、おやすみなさいです。
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C.O.M.M.E.N.T

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