2015_05
19
(Tue)20:12

DYちゃんの楽曲解説~spell breaker~

5月も19日になりまして皆さんこんにちは(笑)久しぶりのブログ更新です。書きたいことはいろいろあったと思うんですが、気がついたらこんなに経っていました。ここはまーこんな感じだと思いますんで、生暖かく見守ってください。それにしても、5月に入って急に暑いですね。

ここ数日あちこちで「夏日」だの「真夏日」だの聞いてる気がしますが、今日のお昼のニュースによると奄美地方が梅雨入りしたと見られるそうですね。いよいよかー、いよいよあのうっとおしい季節がやってきます。また連日の偏頭痛との闘いが待っているわけですね。

それでなくても連日気分が沈みがちの今日この頃なんですが、梅雨に入ってから更に気分が落ち込まないかちょっと心配だったりもする。いかんですね、気持ちだけでもしゃきっとしないとね。ということで本日のエントリー。

久しぶりに音楽投稿サイトのmuzieに新曲をアップロードしました。そして、これまた久しぶりに10分を超えるぐらい長い長い曲になったんですが(苦笑)今日はその曲解説などしてみようかなと思います。

☆スクリーンリーダー対策。再生リンクをうまく見つけられない方は以下リンクをクリックしてお聞きください。
http://www.muzie.ne.jp/popup_player/433298/
タイトルはspell breakerと申します。直訳すると「呪縛を解く」みたいな感じかな?muzieの曲紹介でも書いてますが、誰にでもトラウマみたいなものがあってそこから逃れられないときもあるけど、そこから逃れる術もまた自分の中にあるんじゃないかと。そういう内なるパワーを目を向けた感じの曲。

「機械の悲哀」というのもイメージとしてあって、聞く人が聞くとわかってもらえるかなって思うんですけど、浅倉大介さんの曲でYA・TI・MA(ヤチマ)ってのがあるのね。そのヤチマへのオマージュも入ってます。あれを初めて聞いてから「おれもこういうのやりたい」って(笑)

2008年のライブでのこのヤチマにすごい僕自身揺さぶられるものがあったんですね。ファンの間では「フェンシング」だのなんだのいろいろ揶揄されてたあれですけど(笑)僕はあのライブが初めてヤチマを耳にしたときで、もうただただ曲の世界に引き込まれて涙が止まらなかったんですよ。

あの詩吟の旋律もそうだし、英語のリーディングの言葉もそうだし。もともとは「ディアスポラ」(だったかな?)っていうSF小説から浅倉さんがインスパイアされて作った曲らしいんですがただただ自分の中ではあれが悲しく切なく響いたんです。

もともとaccessや浅倉さんが作る「機械が感情を持ってしまったら?」っていうコンセプトの曲は好きなんだけど、Robotsとヤチマにはやられたなって思ってて、いつか自分もやってみたいテーマの一つでした。それでデモは2010年ぐらいに既にできていたんですけど、いろいろあって完成までに5年かかってしまいました。

この間のパラビ372回目でも話していますが、もともとボカロでこういう無機質な淡々としたインストをやろうってことで作り始めて、コンセプトも固まってイラストも描いてもらってしてたんですが、東日本大震災などさまざまな要因があったというのが上のいろいろ。

それが5年近く経ってなんで今なのかっていうのは自分でも正直なところよくわからないんですが、「時がきた」ということなのか、あるいは自分自身、何かいいかげん逃れたい呪縛があったのか(笑)でも、野生の感じゃないけど、今出すべきなんだろうなと思いました。

いろんな声が聞こえてかなりドヨドヨした感じになっていますけど、これは英語でもなければ何か特定の言語というわけではなく、適当に口からでまかせで歌った感じのテイクをそのまま加工して使っています。iOSのボコーダーのアプリで音作りをして、3和音の声をピッチシフターで1オクターブ低くしたのを重ねてたりします。

単純にこれだと6和音なんだけど、更にそれを左右に広げる効果とか使ってるんで、すっごい分厚くてドヨドヨした感じが出たんじゃないかなと。あとはiOSでいうと、カオシレーターも使いましたね。途中の間奏で出てくるシーケンスとかリズムパターンはカオシレーターのものです。

けっこうなトラック数があるんですが、実は今回初めて本格的にDAWを使いました。←とか書くと「今更?」みたいに思われるかもしれないけど実はその今皿です。ここでも何度か書いていますが、Cubaseだったりソナーだったり有名なDAWはいろいろありますけど、視覚障害者がスクリーンリーダーをかませて安心して使えるDAWっていうのは現状ないと言ってもいいと思うんですね。
そんな中で、一部の視覚障害の方ならご存知かもしれませんが、ReaperっていうDAWがあって、NVDAというオープンソースのスクリーンリーダーを使うとReaperを操作できるっていう話があるんです。NVDAで使うには更にツールを引っ張ってこないといけないというのはあるんですが、100のことはできなくても0ではないっていう可能性にかけてみました。
一つ一つのトラックを細かく聞きながらVSTプラグインでエフェクトやコンプレッサー、EQなんかをいじってトラックメイキングしていく。探り探りでしたが、実は今までこういうちゃんとしたトラックメイキングはしてこなかったので(苦笑)正直、あちこちサイトを見ながらそこを参考にもしつつ、非情に勉強になりました。
ちなみに今まではどうしてたかっていうと、恥ずかしいぐらいに雑ですよ。もう酷いです。シンセで作った曲データをまるまるオーディオに書き出して、サウンドエンジンでオートマキシマイズでCDレベルにまで音量を一気に上げておしまいっていう(苦笑)「うんうん、いいじゃんいいじゃん。CDレベルにまで音上がってればとりあえず問題ない」って。
ところがですねー、いいスピーカーとかいいヘッドフォンとか持ってる人からチクチク言われるわけですよ。「音がでかい」だの「音が割れてる」だの。音が割れてるのは正直気にしてるところではあったんですけど、みんながみんなそんないいスピーカーで聞くわけじゃないし何よりこちとらプロじゃない。貧乏ミュージシャンですから安いもんしかなかなか変えないので…。
「うるせー!!」とまで言うつもりはぜんぜんないですけど、「多少は目をつぶってくださいな」っていうところでこれまで作ってきました。それが先月、モニターで使ってたヘッドフォンが壊れたことと、ポッドキャスト絡みで仲良くさせてもらってる人から僕の曲を波形として見たときの形を教えてもらったのがきっかけで、ちょっとそろそろグレード上げるべかなーと。
ということで、今回のこの曲もいちおプロが使ってるらしいモニターヘッドフォン…とはいえ自分が出せるギリギリ限界のお値段のやつですけど、これでモニタリングしながら作りました。ちょっとは今までの曲と音の感じが違ったものになってるかな?その辺も気になるとこですけどね。
そんなわけで、初めてのDAWに初めてのモニターヘッドフォンという新兵器で新しい音にもトライできたこの曲。繰り返しになりますが僕としても非情に勉強になりました。まだまだトラックメイキングは完璧ではないと思いますが、今後も勉強しながら音を作っていきたいなと思います。皆様、ぜひ聞いてくださいまし。
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C.O.M.M.E.N.T

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